太〜いマジック、ほんの数秒

私は太〜いマジックでしっかりとしたサインをするのが好きです。
なんだか自分が強く、しっかりとした存在でいられるような感じがするからと、
下手な字が上手に見える気がするから、、、
日本のサーキットでのレースやイベントではお目当てのドライバーがいると、みんな ”マイ・サインペン” を持参がお約束で、ちゃんとしたパーマネントインクのペンをポケットからサッと出して、お行儀よく待っていてくれている。
ル・マンでは、小さな子供が鉛筆や水性ペンやクレヨンを握りしめてやってくる、
サインするものといったら、つるつるの紙でできたプログラムやビニールのバッグなど、
え?! こ、こ、に、、? と瞬間思うようなモノ、、いろいろ、、、
それでも、一生懸命に伸ばして差し出された小さな手がかわいくて、この子にしてあげたサインが消えないか、、なんて心配もする。
そうか、ル・マンに行くときはそんな時の為に私が”マイ・サインペン”をレーシングスーツのポケットに忍ばせて行けば良いのか、、、。
もうひとつ、私が大切にしたいと思っている事は、どんなに忙しい時でも出来る限りサインをしたあとは必ず相手の目を見てお渡しするということ。
次から次へと1人でも多くの方にサインを、と思うとなかなかままならなかったりするのですが、自分がもしもサインをもらう立場に立った時に、ぞんざいにされたらヒーローであるべき人から落胆の気持ちを味わうことになる。
ヒーローというのは、手の届かない触れる事の出来ない高いところにいるべきものでもなんでもなくて、自分がそうなりたいと思う人間像であるべきなのでは、と思うのです。
ほんの数秒のもう二度とお会いすることのない人とのコミュニュケーションかもしれませんが、、、
はかなくとも、暖かくありたい、人とのふれあい。
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