究極の走り、上質の眠り、上質の休息


24時間レースって一体どういうこと?
という質問も良く私が聞かれる質問です。
眠らないんですか?眠って起きた直後にすぐ運転するんですか?
寝ぼけていて危なくありませんか?
眠らなかったら最後はフラフラで眠くなりませんか?
ピットのクルーは眠るんですか?
ドライバーは交替でもクルーはいつもスタンバイなのではないのですか?
実際にル・マンにいらした事の無い方が持たれる基本的で素朴な疑問だと思います。
答えは「眠ります。休みます。」
です。
ただし、その眠りと休息は限りなく上質なもの、、、でなくてはならないのです。
ドライバーは3人交替で大抵1スティントから2スティントで交替。(1スティントは大体1時間)
一度自分の走りを終えたら、よほどのことが無い限りは悪くても2時間、運よく残りの2人が2スティントづづ乗ってくれれば4時間眠れることになるのです。
そうなると、いかに短時間で質のよい眠り、休息をとるかが勝負の分かれ目になってくるのです。
我々団塊の世代の人間にしてみれば、男が命を賭けて勝負をしている最中に眠るだとか休むだとかいう事を考えるとは何事だ、恥ずかしい。
たった一日、一年に一度のレースの間くらい眠らないで戦えばいいじゃないか、終わったらゆっくりまとめて眠ればいいじゃないかと考えていた時期がありました。
休みたい、とか疲れたとかいうことを口に出すのはタブーという雰囲気さえ当たり前の時代もありました。
でも、生身の人間ですし、極限の状態でみんな全力で仕事をしている訳ですから疲れて当たり前なのです。
どんなに根性だと気負って、気合いをいれても、科学的には身体には疲労物質がたまり、エネルギーは消耗し、睡眠時間に食い込み、体内時計は狂い、心とはうらはらに、身体はどんどんと疲労状態が増して行くのです。
このことを知り、認め、克服しない限りこのル・マン24時間レースには勝ち残れないのです。
ましてや、スタミナの根本的にない日本人がタフな欧米人とまともに戦うにはそれなりの工夫が必要なのです。
そんな状態でよいラップを出すために、抜きつ抜かれつ、平均時速200キロ以上、最高速度300キロ以上で走り続け、ラップタイムを正確にキープして走る為のテクニックを駆使し、ハンドルからは衝撃を受け続け、頭には否応なくGがかかり、、、安全に次のドライバーにハンドルを渡すまで極限の状態が続くのです。
私は、限られた時間や環境で出来るだけ良い睡眠を取る事を何年も前からとても重視してきました。
私の著書の「ル・マン午後4時」の中に私が泊まっているホテルから枕を持ち出してレースに向かう朝の風景を描いたとても象徴的な場面があるのですが、いかに身体を回復させる姿勢で眠るかということが大切なのです。
そこで私が使っているどこでも、どんな姿勢でも、どんなスペースでも快適に眠れ、起きた時に首が痛いなどということが無い様にと使っているのがこの枕なのです。
ピットの中でも、車の中でも、椅子の上でもこの枕を使って寝るのとそのまま寝るのとでは首の安定が全然違うのです。
初めは知人からの頂き物で、いくつも作って頂いて自分用やスタッフ用に用意していました。
このユニークで愛嬌のある形が噂になり、私も欲しいという人が続出し、ついに友人の手作りでは間に合わなくなり商品化されることになりました。
夏には私のスポンサーであるファイテン社から発売される予定です。
どこでも眠れる本当におすすめの枕です
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